郵便ポストはなぜ赤い?

ポストも初期の頃は「書状集め箱」と言って、幕府の「目安箱」から考え付いたごく簡単なものだった。
これが明治5年には、鉄製の黒いポストで、長細い角型の柱に口が付いたものになる。
この型はイギリスの郵便ポストを真似たものだった。
「郵便箱」と書かれていたので、田舎の紳士がこの文字を「垂れ便箱」と読んで公衆便所と間違えたらしい。
このポスト、夕方頃には黒色なので目立たなくなり、苦情も多い事から、明治21年に目立ちやすい「赤いポスト」に変えた。
この時から、形も丸型になった。
そして、現在の郵便ポストは「赤くて四角」ものが大半になっている。
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