何とお風呂の起源は…?

わが国で入浴の習慣が始まったのは、8世紀の頃だと言われている。
当時の風呂は、いわば蒸し風呂で、湯殿の中に沸かした湯を入れるか、石を焼いてその上に濡れた筵をかけるかするもので、浴槽に浸かるものではなかった。
浴槽に浸かりだすのは、鎌倉時代の末期に一部で行われだすが、一般化するのは、江戸時代に入ってから。
江戸時代初期の銭湯は、まだ蒸し風呂で、脱衣所と風呂場の間は板壁で仕切られ、わずかに開いた「ざくろ口」と呼ばれる入口から、這うように出入りしていた。
勿論、男女混浴で、男は下帯、女は腰巻をつけて入っていた。
頭に手ぬぐいをのせ、お湯にドップリ浸かりだすのは、江戸時代中期に入ってからの事になる。
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