不快指数の決め方

蒸し暑い日本では、夏になると不快指数という言葉が使われる。
主に気温が高いときの不快感をあらわすもので、気温と湿度から次の式で計算する。
不快指数=(乾球温度+湿球温度)×0.72+40.6
乾球温度、湿球温度は、乾湿温度計ではかる。
これは、同じ形式の2本の温度計をならべ、1本はそのまま、他方は球部を布でつつみ、その先を水にひたしておくもの。
湿度が低いと蒸発が盛んになり、気化熱のために、湿球の温度がさがる。
不快指数75~84で半数以上の人が、85以上では、ほとんどの人が不快と感じる。
人が感じる蒸し暑さは、気温のほか、湿度や風速、体調によっても違ってくるので、体感とは一致しないこともある。
この不快指数は日本が蒸し暑さを表す為に作った数値と思われがちだが、実際は1959年(昭和34年)にアメリカで使われたのが最初。
その時は、室内冷暖房を調整する為の基準として使われていた。
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