競馬は左右両方なのに、陸上トラックはなぜ左回り?

陸上競技でランナーの走る方向は左回り。
オリンピックを例に取ると、1913年、打一回目の国際会議にてIAAF(国際陸上競技連盟)が取り決めた国際ルールブックに「レフトハンド インサイド=左手を内側に」と書いてあることから始まっている。
しかし、1896年に開かれたアテネでの第一回近代オリンピックでは、右回りだったようだ。
なぜ左回りになった理由は、はっきりしていない。
人間の心臓が左側にあるから遠心力による心臓への負担を少なくする為に左回りにした、人間の7割が左足を軸にして右足で地面をけることが得意だから利き足を理由に、などと言われるが、もう一つ説得力に欠ける。
ただ、トラックを右回りで走るのと、左回りで走るのとでは、左回りの方が早いようです。
400m走を例にとると、左回りの方が2秒以上速いと結果が出ているようです。
ところで、競馬には左回り、右回りの両方のコースがある。
例えば、府中競馬場は左回りだが、中山競馬場は右回り。
この理由は、サラプレッドの美しい体型を崩さないためであるという。
一方に負担が偏るのを避け、左右両回りにして、馬体のバランスを図っているらしいです。
ただ、馬にも右利きの馬と左利きの馬がおり、左回りで大敗した馬が、右回りで一変するようなこともよくあるようです。
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