ﾄﾛｰﾁにはなぜ穴が開いているのか?
口やﾉﾄﾞの病気になったら､なめて効くﾄﾛｰﾁ｡
やや大きめの錠剤の真ん中には､ﾄﾞｰﾅﾂのように穴が開いている｡
実はこの穴､ちゃんと意味がある｡
かつて穴なしﾄﾛｰﾁの時代に､子供達がなめていて､誤って飲みこんでしまい､気管支に引っかかって窒息するという事件が相次いだ｡
そこで､真ん中に空気が通る穴を開けておけば大丈夫だろうという意味で開けられた｡
事実､穴開きﾄﾛｰﾁになってから､窒息死はぐんと減ったよう｡
ちなみに､ﾄﾛｰﾁとはｷﾞﾘｼｬ語でﾄﾛｽﾄｺが語源で､小車輪という意味｡
また､ﾄﾛｰﾁは飲み込むわけではないので内服薬ではなく外用薬に分類されている｡
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