蛍の光はどこからきたのか

今でも卒業式に歌われる「蛍の光」の原曲は、イギリスのスコットランド地方に古くからあったもの。
わが国では、明治14年頃から小学唱歌として歌われている。
スコットランド生まれの詩人、ロバート・バーンズ(1759~1796年)は、同地方の言葉を使って、この旋律に歌詞をつけた。
原題は『AuldLangSyne』(スコットランド地方方言)で英訳すると「Oldlongago」。
つまり「遠い昔」という意味。
古い友人達が集まって、昔を偲びながら、ウィスキーのグラスを傾けて陽気に歌ったようです。
このように、元々、「蛍の光」は、楽しく明るい曲だったのですが、なぜか、日本人にとっては、妙に悲しい歌となっている。
卒業式に歌われるので、別れの曲というイメージがあるせいだろうか。

ちなみに、「蛍の光」の歌詞は…
『蛍の光』
ほたるのひかりまどのゆき
書(ふみ)よむつきひかさねつつ
いつしか年も すぎのとを
あけてぞ けさは わかれゆく
とまるもゆくも かぎりとて
かたみにおもう ちよろずの
こころのはしを ひとことに
さきくとばかり うたうなり


もくじ
HOME