形見分けの由来は?

わが国では、親が亡くなると、子供達や縁者が集まって形見分けをする。
普通は、形見分けは、忌明けの四十九日に行うようだ。
この風習は日本だけであり、外国では見られない。
例えば、形見分けの品として代表的なものに着物がある。
日本独特の着物は、丈の長短を自在に調節出来るから、誰にでも着られる。
そのまますぐにでも着られるし、染め直して作り替える事も出来る。
このように着物は一人一代限りのものではない。
親から子へ、そして孫に受け継ぐもの。
これは財産を受け継ぐ事。
肌につけたものには、魂がこもっているという日本人の古い思想のあらわれが、形見分けとして今に受けつがれているようだ。
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