その日本語大丈夫?!
間違いだらけの日本語
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細君(さいくん)
「奥様」という意味ではなく、「自分の妻か、同輩以下の人の妻」。目上の者には使わない。また、「妻君」は当て字。

最高(さいこう)学府(がくふ)
「東京大学(東大)」という意味ではなく、「大学」。

幸先(さいさき)
「まえぶれ」。本来は「いいことに対する前兆」を指す。

障(さわ)り
「感覚」という意味ではなく、「差し障り、妨げ」。故に「目障りが良い」「耳障りが悪い音」なども間違った用法。

触(さわ)り
「話の最初の部分」という意味ではなく、「話の一番の聞かせどころ」。

自意識過剰(じいしきかじょう)
「自惚れや」という意味ではなく、「他人が自分をどう見ているかを気にしすぎる状態」。

視角(しかく)
「思慮や判断の及ぶ範囲」という意味ではなく、「目と物体の両端を結んだ二直線のなす角の大きさ」。思慮や判断の及ぶ範囲は「視野」。

敷居(しきい)が高(たか)い
「水準が高くて手を出しにくい」という意味ではなく、「不義理・不面目な事などがあって、その人の家に行きにくい」。誤用の意味なら「ハードルが高い」。

忸怩(じくじ)たる
「悔しがるさま」という意味ではなく、「恥じ入るさま」。

自己責任(じこせきにん)原則
「自分でしたことは自分で責任をとること」。本来は「人は自分の負うべき責任のみを負い、他人の責任まで負うことはない」という意味の法律用語。

自首(じしゅ)
「指名手配犯が捜査機関に申告すること」という意味ではなく、「犯人がだれであるか発覚する前に捜査機関に申告すること」。

したり顔
「訳知りなさま」という意味ではなく、「自慢げなさま」。

十指(じっし)に余る
「十に満たない」という意味ではなく、「十では足りない」。

失笑(しっしょう)
「笑いが止まること、さげすんで笑うこと」という意味ではなく、「おかしさをこらえることができず吹き出すこと」。さげすんで笑うことは「冷笑」。

柔(じゅう)能(よ)く剛(ごう)を制(せい)す
「小さい者が大きい者を打ち負かす」という意味ではなく、「柔弱なものが、かえって剛強なものに勝つ」。「柔能制剛、弱能制強」。

進展(しんてん)
「進歩・発展する」という意味ではなく、「事態が進行し展開すること」。

過(す)ぎたるは猶(なお)及(およ)ばざるが如(ごと)し
「過ぎてしまったことは仕方ないということ」という意味ではなく、「物事にはほどよい程度があるということ」。

須(すべから)く
「全て」という意味ではなく、「当然」。

世紀(せいき)
「たとえば、1900年から1999年まで」という意味ではなく、「たとえば、1901年から2000年まで」。

性癖(せいへき)
「性的な嗜好の偏り」という意味ではなく、「性質の偏り。くせ」。

世界観
「独創的な世界」という意味ではなく、「世界についての見方・見解」。

世間擦(せけんず)れ
「世間知らず、変な人」という意味ではなく、「世の中で揉まれた為、世知に長けている事」。「ずれる」ではなく「擦れる」の意。

ぞっとしない
「おそろしい」という意味ではなく、「感心しない、うれしくない」。